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アロハエアライン
 日本からハワイ島に来るには、オアフ島のホノルル空港を経由するのが一般的な方法です。ホノルル空港から国内線に乗り換えてハワイ島のヒロもしくはコナ空港を目指すのですが、今回はその国内線の一つ、アロハエアライン(Aloha Airlines)について。

 アロハエアラインは主にハワイ州の主要5空港とアメリカ本土を結ぶアメリカ国内線で、機体はBOEING737(右の写真)。ロゴマークになっているのはバードオブパラダイスという花※1です。911事件以降、観光客激減の影響で便数が少なくなってしまい、更にガソリン代の高騰もあって、ここ最近はチケット代が高め※2 なのが悲しいところ。

  さてこのアロハエアライン、ハワイのローカル会社ということで、いろんな意味で”なあなあ”になっちゃてます。チェックイン※3 の後、手荷物チェックの際にナイフが見つかっても、没収して見送りの人間に渡すだけでそのまま乗せちゃいますし。ナイフ持ってるなんて、他の所だったら危険人物として連れて行かれますよ。搭乗時間、離陸時間が遅れるなんてのも日常茶飯事。普通飛行機って、離陸する滑走路までゆっくり移動して、一旦停止して、それからエンジンかけて加速して行きますよね。このあいだ搭乗時間が10分以上遅れた時は、滑走路に入りながら、カーブを曲がりながら加速始めましたから。それで離陸時間はほとんど遅れなかったという。あれには恐ろしい思いをしました。


窓から見た夕焼け
 ヒローホノルル間は約40分なんですけど、あっという間です。ハワイ島上空では、雲の上に出ているマウナケア、マウナロアを眺める事ができますし、マウイ、モロカイ島も下に見ることができます。ヒロから乗る場合は、左翼前後の席に座ると景色が良く見られるので、おすすめです。もう1つの見所はエンジン。翼の後ろに座るとよく見えるのですが、着陸の際のアフターバーナーがとてもレトロ※4 。 一度、着陸後に拍手が起こったことがあるんですが、敢えてその辺は詳しく書かないので察してください。


(※1) バードオブパラダイス(Bird of Paradise)。紫の花の上にある鮮やかなオレンジの葉が鳥の鶏冠のように見えることからこのように呼ばれています。日本名は極楽鳥花というなんとも豪華なネーミング(直訳)。一般的にはオレンジですが、ハワイでは黒や白の種類もあるそうです。(情報提供:Zin)
(※2) チケットはオフィシャルサイトで”alohaPass”というのに登録するとパスナンバーがもらえて、オンライン購入できます(登録は無料、マイルも貯められます)。この方法で買うのが一番安いということです。料金は時期、買うタイミングによって変わってくるので、なるべく早めに買うのが良いでしょう。ちなみに最近僕が買った時はヒローホノルル往復$158で、帰りの日付を5日遅くすると$168でした。以前、独立記念日直前にの往復チケットを買った時に、一日買うのが遅れただけで$50近く高くなったことがあります。
(※3) チェックインは基本的に離陸1時間前までにしておけば大丈夫なんですが、朝早い便の場合、チェックインが遅れると勝手にキャンセル扱いになる事があるので急ぎましょう。機内に持ち込める手荷物は2つまで。預ける場合は50パウンド(22.7kg)以下2つまでは無料、それを超えると追加料金を取られます。が、やはりその辺は適当で、可愛い女の子だと見逃してもらえるとかもらえないとか。
(※4) アフターバーナーの様子。エンジンの外枠がバカっと開いて後ろに壁を作ります。何度見てもハラハラする瞬間。
(おまけ) 機内にある「安全のしおり」に描かれている、つっぱり母ちゃん。


  こんな素敵なアロハエアラインを、これからも愛用していこうと思います!

(8/21/04)

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